ウは宇宙船のウ

ぼくたちはロケットが大好きだった。
土曜日の朝の宇宙空港、爆音とともに大空へ消えゆく光点。
いつかあのロケットで星の海を渡っていくことを、ぼくたちはずっと夢みていたのだった…。
少年たちの宇宙への憧れに満ちた表題作をはじめ、深海の闇にまどろむ恐竜を100万年の時を越えてよびさます「霧笛」、万聖節の宵は妖魔たちの饗宴「集会」など、レイ・ブラッドベリの傑作短編を萩尾望都が描く、珠玉のSFポエジー全8編。
青い霧に閉ざされたバラ咲く村にバンパネラの一族が住んでいる。
血とバラのエッセンス、そして愛する人間をひそかに仲間に加えながら、彼らは永遠の時を生きるのだ。
その一族にエドガーとメリーベルという兄妹がいた。
19世紀のある日、2人はアランという名の少年に出会う…。
時を超えて語り継がれるバンパネラたちの美しき伝説。
少女まんが史上に燦然と輝く歴史的超名作。
18世紀中頃、ポーの村。
森に捨てられたエドガーとメリーベルは老ハンナ・ポーに拾われ、彼女の手で幸せに育てられていた。
だが、バンパネラの秘密の儀式を見てしまったエドガーは…。
名編「メリーベルと銀のばら」、その家系に繰り返し現れる2つの名前に隠された謎「エヴァンズの遺書」、バンパネラの追跡者を生みだした1934年の魔法の夜「ホームズの帽子」など4編を収録。
1959年、西ドイツ。
川の中州にあるギムナジウムにエドガーとアランが現れた。
天使を待つ少年ロビンを2人は迎えにきたのだが…。
美しい季節の少年たちを襲う魔の5月の伝説「小鳥の巣」、バンパネラ・ハンターとエドガーの肖像にまつわる悲劇「ランプトンは語る」、エヴァンズの末裔にアランが恋する最終章「エディス」…。
時を超えて生きつづける、はるかなる一族を描いた超名作の完結編。
西暦2999年、世界は静かな消滅に向かっていた。
赤く汚染された海、不妊を引き起こすウイルス。
人びとは生殖能力を失い、この世界はただ1人の聖母マザと、彼女の産んだ数万の息子たちで形づくられていると信じられていた。
だが、そのマザが祭礼の日に暗殺されてしまう。
マザの暗殺者グリンジャと疫病神と恐れられるアシジンが「夢の子供」キラに出会うことから物語は始まる。
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